研究活動について

FEATURES

現在進行している研究テーマ

地道に1つひとつのソリューションを現場に埋め込むということを長年取り組んできたKOBELCO。
どれだけ技術が進んでも、解決策が現場のリアルな課題にどれだけ迫っていて使える技術であるかが重要です。
そうした視点で、大阪大学のもつAIソリューションの知見をかけあわせた研究をいくつかのテーマで進めています。

01

切削加工支援
システムプロジェクト

プレス成形支援システムプロジェクト

プロジェクトコンセプト

機械加工効率の向上、トラブル回避、コスト削減や切削プロセスの最適化などに寄与する様々な「切削加工ソリューション」を提案し、機械加工業のものづくり革新を支援するプロジェクトです。機械加工における様々なデータを収集し、AI技術を組み合わせたデータ解析とシミュレーションにより得られる結果をもとに、それぞれの現場に応じた向上策を提案する「機械加工支援サービス」の実現をコンセプトとしています。

研究概要

「機械加工支援サービス」は、工程モニタリングで得られる各種データ(切削抵抗、切削温度など)を活用し、AI技術も活用し、機械加工の工程設計や切削条件の最適化を導出する研究です。

工具摩耗予測技術・・・・
切削シミュレーションで「刃先温度」を導出し、実験にて「工具/被削材接触部の反応傾向」を求め、工具摩耗量を算出する技術。
びびり振動予測技術・・・
自励振動を発生させる再生効果は、切れ刃の振動軌跡の位相差による切取り量の変動により生じる。この位相差を制御することによりびびり振動を抑制する技術。

プロジェクト進行フェーズ

機械加工業(主に切削加工分野)のものづくり企業さまへのヒアリングを行い、
切削加工に関わる様々な課題や困りごとを整理・分析しています。

Phase1

企業との対話
困りごとの
核の探索

Phase2

未来に導く
アイデアの共創

Phase3

技術検証
ソリューション
の共創

現在

Phase4

企業との
実証

Phase5

社会実装による
豊かなものづくりの
実現

赤澤 浩一

担当研究員

切削加工PJリーダー

材料研究所 担当部長

赤澤 浩一

研究員のコメント

切削加工技術×AI技術の可能性を最大限に発揮し、未来のものづくりの実現に向かって、多様なメンバーと一致団結で取り組んでいきます。

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02

プレス成形支援
システムプロジェクト

プレス成形支援システムプロジェクト

プロジェクトコンセプト

プレス成形シミュレーションの高度化や関連情報の蓄積・解析に関わるソリューション提案を通じて、プレス成形に関わる困りごと解決につながる各種技術の実装と熟練技能の継承を支援するプロジェクトです。お客様の現場と対話を重ねて具体的な困りごとを共有させて頂き、これまで蓄積してきた様々なものづくり技術に最新のAI技術も組み合わせて解決策を探ります。さらに業界や経営層の課題感も踏まえて個々の困りごとを深掘りし、グローバル市場における長期的な事業競争力の向上による業界全体の発展につながる製品・技術の展開を目指します。

研究概要

現在、お客様の困りごとを伺いながら、様々な技術の適否を評価しています。これまでに開発してきたプレス成形シミュレーション技術やプロセス技術に止まらず、新たな技術も果敢に取り込んで総合的な技術プラットフォームを構築することを目指して要素技術の研究開発を進めています。

プロジェクト進行フェーズ

Phase1

企業との対話
困りごとの
核の探索

Phase2

未来に導く
アイデアの共創

現在

Phase3

技術検証
ソリューション
の共創

Phase4

企業との
実証

Phase5

社会実装による
豊かなものづくりの
実現

高橋 英二

担当研究員

プレス成形PJリーダー

ソリューション技術センター
マルチマテリアル構造研究室 主任研究員

伊原 涼平

研究員のコメント

困難かつ未知な取り組みではありますが、メンバーの知恵を結集させ一歩一歩前進しつつ、挑戦していきます。

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KOBELCO未来協働研究所
研究シーズライブラリー

KOBELCOが蓄積してきたものづくりの現場のリアルな課題改善を実現とした技術ノウハウの一部です。
大阪大学のもつAIソリューションの知見をかけあわせた研究シーズとしてプロジェクトテーマ化を模索しています。
企業さまの困りごとにマッチする技術やシステムはこの他にも多数あります。
また研究員の取り組みはまだ披露できない段階のものも多く存在します。ご関心ありましたらお問い合わせください。